日中の歴史認識問題、
例えば日中戦争とか、靖国参拝とか、
留学中にそういったことを中国人に聞かれるか?
実際問題としては極めて少ないです。
見ず知らずの人ならいざしらず、
互相学習の相手とか中国人の友達とか、
彼らもさすがに気を使いますからね。
じゃぁ、もし聞かれたらどうすれば良いか?
私は率直に語るべきだと思います。
自分の考えを率直に。
もちろんある程度の配慮は必要ですよ。
満州国が存続していたほうが良かった~!とか。
さすがにひんしゅくものですよね。
でも例えば、
「南京大虐殺があったかどうかはともかく、
30万人というのは疑わしい。」
とか。
別に遠慮せずに言って良いと思います。
実際に私は言ってますし。
真摯に相手と議論すれば良いと思います。
むしろマズイのは、
「知らない」
「分からない」
「興味ない」
これ、絶対に良くないです。
前回も書きましたが、
中国人にとって日中戦争は過去の話ではありません。
まだ風化していないテーマです。
加害者と被害者では、
歴史に対する風化の度合いが違うんです。
「でも、そんなぁ~」という方、
逆の立場で考えてみてください。
もし目の前にアメリカ人がいて、
広島と長崎の原爆投下についてどう思う?って聞いて、
「知らない」
「分からない」
「興味ない」
って言われたら、さすがにムッとくるものがあるでしょ?
中国人だって一緒ですよ。
戦争がまだ風化されていない国に行くんです。
そして中国語を学ぶということは、
風化されていない彼らとこれから付き合っていくんです。
ならば、この2つの国の間に何があったのか。
最低限の知識を仕入れ、
自分なりの考えを持つ。
それって相手に対する礼儀だと私は思います。
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